設 立 主 旨
私共、「釧路根室圏まちとくらしネットワークフォーラム」は地方の潜在力、将来性を再認識し、地域の住民生活の健全な向上・発展に寄与する事を目的とし結成いたしました。
平成15年頃物議をかもしました道路公団民営化問題の際、高速道路のあり方について全国的に議論が高まっておりました。
このまま地方が黙っていると、切り捨てられてしまうという危機感を抱き、「黙っていても国が、行政が何とかしてくれるだろう。」から地域から地方の声を中央にどんどん発信し民間の良識ある民意を堂々と中央に主張して参りました。
高速道路問題につきましては社会基盤整備の必要性について民間から地方の声を大きく挙げて参りました。
一昨年3月29日に白糠ICが開通し、昨年3月12日、阿寒ICが開通致しました。本別〜釧路間の着工から11年間で釧路の玄関口まで延伸致しました。
開通後の釧根管内の道の駅等観光施設、物販店等への利用者数・消費額が目を見張るほど伸びており、また近年夏を中心に本州からの長期滞在者が増加し道内市町村で5年連続1位の町、そして避暑地として注目が集まっております。
昨年8月末に再三上陸致しました、台風により北海道最大の自然災害が起き、道内各地に甚大な被害を及ぼしました。
釧路−札幌のJR線も不通(以後4ヶ月全面運休)、国道274号 日勝峠も不通となりましたが、唯一道東道のみ通ることができ釧根地域に住む住民にとって市民生活の足、物流の大動脈としての役割を果たしてくれました。更に高速バスの増便により物流人流が滞らず陸上交通網の役割・必要性を実証してくれました。
この度、私ども「釧路根室圏まちとくらしネットワークフォーラム」は、すべての日本国民が同様の社会基盤整備の恩恵を享受するべきであり、そのためには高速道路不毛の地、当釧路根室圏に一日でも早く道東自動車道の延長を願う熱意を持った有志で構成する民間の市民組織として活動して参ります。
産官学との連携、そして、十勝圏,北網圏との連携も強化して北海道の経済・産業・物流・観光・生活に寄与するべく精力的に活動して地域の世論喚起の役割を果たして参りたい。
平成29年4月1日